タローファームについて

双子の兄弟が営む長野県屈指の養豚場。
太郎山のふもと、大きな夢を追いかけます!
About Us

豚に、人に、地域にやさしい 農場を

毎日、一頭一頭、顔を合わせ、
あいさつをするつもりで
―小さな変化を見逃さないよう、
日々の体調管理はかかさない―

ストレスや病気は、豚の発育を妨げ、豚本来の能力や肉質を落としてしまう大きな要因。
そこで私たちは日々、一頭一頭と向き合い、個体診療(IPC : Individual Pig Care)を行うことで、病気の早期発見・早期治療(※)、豚にとってストレスの少ない環境づくりを心がけています。

  • 獣医師から3か月に1度指導を受け、獣医師の管理下で適切な治療を行っています

生 産 環 境


一貫生産システム

繁殖から出荷までをトータルで管理することで、生産性が向上し、より安定した生産が可能となります。
また、肉質等に対するお客様のニーズにも細やかな対応ができる体制を整えています。

生産過程


作業効率を高め、病気の蔓延を防ぐ「フォー・ファイブシステム」
を導入

タロ―ファームでは、2016年よりフォー・ファイブシステムを導入しています。

フォー・ファイブシステムとは

通常、母豚の離乳・交配・分娩を週単位でそれぞれ管理するところを4週分にまとめて一度に管理するシステムです。

これにより、オールイン・オールアウトの管理が可能になり、豚舎が一度、空になることで徹底した清浄・消毒作業ができるほか、豚舎内の水平感染リスクを低減することができます。

また離乳や交配など1つの作業に集中できるため、業務にメリハリが生まれ、社員の休日取得も容易になりました。

母豚繫殖サイクル妊娠114+授乳21+再帰5=140日

140日÷28日(4W)=5グループ4-5システム

【フォー・ファイブシステムのイメージ 】

AI・AO
(オールイン・オールアウト)

オールアウト後の
徹底的な洗浄消毒

徹底した衛生管理

菌やウイルスの侵入を防ぐために
社員は当然のこと、関係者の皆さま、
農場にお越しのすべての方に
以下の項目を徹底していただいています。

  • 入場の都度、シャワーで体を洗い、農場専用の作業着に着替え、
    専用の靴に履き替える
    (衣服や靴の持ち込みも禁止)
  • 豚舎間の移動の際は都度、履物を消毒
  • 進入車両の消毒
  • その他詳細項目は飼養衛生管理基準に準ずる

そのほか、毎朝5S活動
(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の
時間をとり、農場内のこまめな清掃を
行っています。

備え付けのシャワールーム
女性専用のシャワー室や休憩室も完備しています。


循環システム完備で
クリーンな農場を実現

養豚場を営む上で地域への配慮と環境対策は必要不可欠。
健康な豚は人間の5倍の糞尿をしますが、その糞尿をただ捨ててしまうのではなく、糞は密閉型コンポストを使い、発酵乾燥させて堆肥化します。できた堆肥は、地元の野菜農家の方に無償で提供しています。
し尿や排水は専用の浄化槽にて分解処理を行うことで、一般下水道へ流すことが可能なレベルまで浄化します。「におい」に関しても、浄化槽内でバクテリアによる臭気物質の分解を行うなど周囲に配慮した対策をしています。
またコンポストには、専用の脱臭槽があります。

し尿や排水を処理する浄化槽

堆肥化処理装置
最終的にはさらさらとした堆肥へと生まれ変わります

敷き詰めたウッドチップで臭気をさらにブロック!
立ち上がる蒸気からはほとんど匂いがしません

これらの取り組みにより、
各種法令、条令規制を100%達成し
クリアしています。

取材記者様より

  • M.K

    5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を従業員の皆さんがきちんと実施し、農場の管理をしっかりとされている姿に感銘を受けました。

  • A.Y

    適切な仕組みや設備を整え、清潔さを保つ努力をされていることがよくわかりました。地域に根差し、地域に貢献するという皆さんの強い気持ちが伝わってきて、嬉しくなりました。

  • A.B

    養豚場=「独特の匂いが強い」という先入観がありましたが初めて農場を訪れた際、全くそれを感じなかったことに驚きました。きれいな環境で豚たちも生き生きとしていましたし、何よりも、働く社員の方1人ひとりから「養豚という仕事が好き!」という熱い気持ちが伝わってきたことが強く印象に残っています。


日々、改善を怠らない

養豚を取り巻く環境や条件は刻々と変わっています。
「今まで通り」では、いつもおいしい、いつも安心は叶いません。常に課題は何か、どんな改善ができるか、毎週スタッフでミーティングを行い、PDCAサイクルを回しています。

また、3か月に一度は養豚コンサルタントを農場に招き、適切な運営ができているか外部の目線からの厳しいチェックを受けることでさらなる改善につなげます。

命の重み・命のありがたさに感謝する
畜 魂 祭

日々、豚の命を預かり、命をいただいていることへの感謝と畏敬の念を込めて、年に一度「畜魂祭」を行っています。
畜産業は地域の方々の理解がなければ成り立たない産業です。日頃から弊社の経営にご理解いただいている地域の皆様をお招きして、感謝の想いをお伝えする日でもあります。

2019年度
日本養豚協会会長賞
受賞

タローファーム株式会社(当時㈲タローファーム)は、2019年度日本養豚協会会長賞をいただきました。

経営分析や数値管理、衛生管理などが総合的に評価され、またフォー・ファイブシステムと独自ブランド「信州太郎ぽーく」の展開による努力が実を結びました。

このような賞をいただけたこと、大変光栄に思います。これからも社員一同一層努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。